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LETS-Qってなんだろう?

■LETS-Qってなんだろう?

「Q」というのは、LETS−Qという地域通貨で使われているお金の単位です。LETS−Qは2001年11月に「Q管理運営委員会」という有志のグループが、インターネット上で始めた、新しいタイプのLETSです。

「Q管理運営委員会」には、日本全国とアメリカに住む大学・高校の先生、会社員、農家、学生、商売人、ミュージシャン、芸術家など、様々な職業と年齢の人々が参加しています。

■LETSってなんだろう?

LETSは、だれもが自由に参加・退会できる会員制・口座管理型の地域通貨です。LETSの会員になると、会員同士でモノ・サービスの交換ができます。他のタイプの地域通貨では中央管理委員会が通貨を発行するのに対し、LETSでは会員のひとりひとりが、自分の意志で自由に貨幣を発行する権利を持っています。つまりLETSには、他のタイプの地域通貨のように紙幣型のお金はありません。お金の流れは、会員同士の取引を「+1000」「−1000」というように、会員の口座に記帳することで表示されます。会員の口座残高には利子はつきません。また、お金を持っていなくても(口座残高が「0」や「マイナス」でも)他の会員からモノ・サービスを受け取ることが出来ます。マイナスの口座残高は「債務」ではありません。LETSでは、口座の赤字残高は「LETSコミュニティからの借り」と考えますので、コミュニティへの倫理的な責任において返済すべきだ、ということです。こういったLETSの基本的な仕組みは、LETS−Qにも受け継がれています。

■どうしてLETS-Qをはじめたの?

Q管理運営委員会に集まった人たちは、現在のグローバル化した産業社会が抱えているいろいろな問題、たとえば環境問題や貧困、失業などなどの経済的な問題について話し合いました。そしてこれらの問題の原因は、今のお金のあり方にあるのではないか、と考えたのです。今のお金のどこが悪いのかというと、
・ どんどんと自己増殖していく仕組みが出来あがっていること
・ 利子がつくこと
・ もうかるところには過剰に投資され流通すること
・ もうからないところでは流通せずに企業の倒産や失業者が増えること
・ お金がすべての価値観をあらわしていること
などです。
Q管理運営委員会は、そういった今のお金の悪い部分を取り除いて良い部分だけを残し、これからの産業社会に対応した「新しいお金」を作ろうと考えています。そして、そのための仕組みを備えているのが、LETS―Qなのです。

■LETS-Qは、いままでのLETSとどこがちがうの?

今までのLETSでは、会員同士で交換されるものは、ボランティア的な仕事や小さな商店の商品などです。エコマネーというLETSでは、普通の商業で取引されている商品の取引は禁止されています。これらは、LETSの通貨としての流通範囲を地域的にも経済的にも限定しています。

Qは、こういった地域的・経済的な限定を取り除き、どんなものにも使えるあたりまえの通貨として、あらゆる産業分野で流通していくことを目指しています。

■Qは、どうしてオンラインLETSなの?

今までのLETSは、ある特定の地域で流通する通貨です。そこでは、参加する人たちは顔見知りであったり血縁関係であったりします。そういった地縁・血縁で成り立っている地域とは違って、Qの考え方に賛成するならば、世界中の人々が人種や国籍を問わずに、だれでも自由に参加できる「地域」通貨を、Qは目指しています。だからインターネットで始めたのです。

■Qの会員には、どういう資格があるの?

Qの会員資格には、個人会員と団体会員とがあります。個人会員は、Qの規約に同意し、義務と責任を果たせる人なら、だれでもなれます。団体会員は、商店や会社、NPOや任意団体などが入るときの資格です。

会員になると、個人会員も団体会員も、自分の口座を作ることが出来ます。いずれの場合でも、口座残高は「0」から始まります。取引をして決済すると、Qを受けとった場合はプラス、支払った場合はマイナスされていきます。

個人会員の場合、最初「−10万Q」までの赤字上限額(取引限度額)が認められています。つまり会員になると、Qを全く持っていなくても、買い物が出来るのです。

■赤字上限額ってなに?

LETSは、会員ひとりひとりに貨幣の発行権を認めている「信用経済システム」です。会員ひとりひとりの貨幣発行権に対する「信用」は、会員が貨幣を発行して他の会員からのモノ・サービスといった利益を一方的に得るだけではなく、自分もモノやサービスを提供して他の会員が発行する貨幣を受け取るという会員間の「相互信頼」によって保証されているのです。多くのLETSは、地縁や血縁といった共同体的な地域に住む人々によって成立しています。したがってLETSの根幹である「相互信頼」も、会員同士の「顔見知りである」「親戚である」といった共同体的なつながりによって成り立っているといえるでしょう。

しかしLETS−Qは、インターネット上のLETSです。会員は、お互いの顔も見たことがないケースが多いでしょう。ネット上のLETSであるというこの特質は、LETS−Qが、他のLETSのような地縁・血縁による会員間の「共同体的」な「相互信頼」を前提とすることができない、ということを意味しています。つまりLETS−Qでは、会員間の「相互信頼」は、会員間の実際の取引や交渉などのコミュニケーションの場で形成されていかねばならない、ということです。

仮に、無闇に貨幣を発行し自己の利益のみを追い求める会員が多くいるならば、他の会員は不利益を蒙ることになります。したがって会員間の「相互信頼」は形成されず、LETS−Qという「信用経済システム」は崩壊してしまうでしょう。LETS−Qにおける、この最悪の事態を回避するために設けられたのが「赤字上限制度」という、貨幣発行権の制限制度なのです。

個人会員は、初期赤字上限額として「−10万Q」までの貨幣発行が認められています。つまり、だれであっても、その額以上の貨幣の乱発はできないわけです。LETSーQでは、このように、貨幣発行権の制限制度を設けることで、多くの会員の利己的ふるまいを抑止し、会員間の「相互信頼」が醸成されていくような仕組みになっています。

このように会員各々のQコミュニティでの「信用」は、実際のコミュニケーション(取引・交渉)の結果として現れる赤字上限額と取引内容との公開によって、形成されていきます。

■Qでの取引ってどんななの?

Q会員になると、自分が提供できるモノ・サービスを「Offer」、自分が提供して欲しいモノ・サービスを「Want」として、Qのマーケットに登録することができます。会員は、マーケットに登録されている「Offer」「Want」を見て、自分が欲しいものや提供できるものがあれば、それを登録している人にEメールを送り交渉をはじめます。

Qでの取引は、会員同士が、価格や運送費や先払い・後払いなどの諸条件を、取引当事者の間で直接交渉し決定する相対(あいたい)取引です。これはモノ・サービスなど商品価格の決定に消費者が参加するという意味をもっています。ここが、いままでの市場経済の取引方法と違うところです。

■Qの目指すマーケットって、どんななの?

いままでの市場経済では、価格は、需要と供給の調整によって決定されるとされています。消費者は、ひとりひとりの人間ではなく、単に商品を購入する因子でしかありません。また、現在の市場経済では、「利益」を産み出せるモノ・サービスのみが商品化されています。そこでは売れるもの・売れないものが区別され、売れないものは良いものであっても、商品リストから外されてしまいます。こういった均一的な価値構成は、私たちの日常生活や考え方にまで浸透しています。

けれど私たちは、本来もっと多様で豊かな価値観をもって生きています。消費者が、自分たちの価値観を、自分たちが購入する商品の価格に反映させることができるならば、市場はもっと多様で豊かなものになっていくでしょう。

Qにおける相対取引では、モノ・サービスを受けた側の満足度・感激度が高ければ、そのモノ・サービスは高く評価されます。価格も消費者側の意志によって追加支払いがおこなわれます。商品の価格を決定するのは、消費者ひとりひとりなのです。

いままでの市場経済では「利益」を生まないという理由によって商品化されなかったモノ・サービスも、Qでは、消費者側の判断しだいでは、「価値あるもの」として評価され商品化されることになります。

Qの相対取引は、消費者ひとりひとりが、主体的な個人として行います。そして経済的価値判断のみならず、自らの文化的(倫理的・批評的・美的)な価値判断によって商品の価格を決定し、市場と、自分の生活や考え方とを、より多様で豊かなものにしていく経済的実践なのです。

■Qマーケットでは「円」は使えないの?

Qマーケットでは、取引で決められた価格のすべてを「円」で支払ったり受け取ったりすることはできません。が、決められた価格のうちの何割かを「円」で支払ったり受け取ったりすることは認められています。それを、「Q+円混合支払い」といいます。

■Qに、会社や商店が入ると何かメリットがあるの?

会社や商店は、団体会員として、Qに参加できます。参加するメリットはもちろん大いにあります。Qマーケットは、グローバルな広がりを持っていますから、まずいちばんのメリットは、オンライン上で、新しい顧客を獲得できることです。そして単なる利益追求だけでない良心的な商売をしていると、Q会員からの支援を受け、赤字上限額を増やすことができます。また「Want」検索で、消費者が何を求めているのかを調査することができます。

しかし、今まであげたものよりも、いちばん大きなメリットは、多くの企業や商店がQに参加すると、Qの貨幣としての価値が、それだけ高くなり「強い貨幣」になるということです。

■Qが「強い貨幣」になると、どんなメリットがあるの?

お店や会社が、Qに参加することについての一番の障害は、受け取ったQの使い道がないということでしょう。けれどたとえば、仕入れ先や税金・公共料金、そして人件費の支払いにQが使えたなら、お店や企業にとって、Qに参加して「貨幣発行権」を得ることはとても大きなメリットになります。経営もずいぶん安定するでしょう。

そのためには、できるだけ多くのお店や企業がLETS−Qに参加してくれて、Qの使える流通圏が少しずつ広がっていかねばなりません。

あなたのお店や会社がLETS−Qに参加することで、Qを「強い貨幣」に育てることができ、それによって、あなたの商店や会社の経営もずいぶんと安定していけるのです。これが、いちばん大きなメリットでしょう。

このように多くのお店や会社がLETS−Qに参加してくださり、Qが「強い貨幣」になっていくと、さらに大きなメリットがあります。それは、現在は保留規約になっているQファイナンスで「利子のつかない融資」を受けることができることです。

■Qファイナンスってなに?

Qファイナンスは、Qコミュニティであまっているお金(各口座の黒字残高)を集め、融資を希望している個人・団体会員に、無利子で融資する金融システムです。 今は、保留規約としてあつかわれています。

■どうして地域通貨に金融システムが必要なの?

Qは、現代の高度に分業化した産業社会で流通していくことが、期待されています。それは、Qを流通させることで、現在の産業社会のあり方を変えていきたいからです。

19世紀に始まった産業社会は、生産・運輸・情報などの技術が凄まじい速度で革新されたことやフォードシステムやカンバン方式が代表するような生産システムの変革などで、次々に新しい市場を生み出し、発展してきました。

こういった技術革新や生産システムの変革のための資金は、もっぱら銀行からの資金の貸しつけによって調達されてきました。銀行からの貸し付けは「信用創造」という仕組みによってなされています。「信用創造」は、銀行が企業などに貸付し返済されるという循環を繰り返すことで、貨幣を自己増殖させる仕組みです。そして、その「信用創造」が陥る金融パニックの安全弁となっているのが「最後の貸し手機能」をもつ中央銀行制度です。つまり現在の中央銀行制度そのものが、自己増殖する貨幣を生み出しているのです。貨幣はどんどんと自己増殖を繰り返します。そしてついには実体経済から乖離した余剰資金となって世界をさまよい、あちこちで利益を求めて投資されます。それが「グローバル・マネー」です。

「グローバル・マネー」という現在の貨幣がなぜ悪いのか、というと、自己増殖し「利益のみ」を目的として投資されるようになっているからです。たとえば日本のバブルもそのようにして起こったのです。もうかるところにどんどんとお金が投資され、利益が利益を生みだします。繁栄は永遠につづくようにみえます。けれど、なにかのきっかけで、ある日突然に、投資されていた資金がいっせいに引き上げられるのです。永遠に続くと思われていた繁栄の夢は、一瞬にして破裂してしまう。それが「バブル」というマネーゲームです。「バブル」は、実体経済の現況から乖離した余剰資金の過剰投資によってうまれます。これは人間の欲望が起こすことだと言う人もいます。もちろんそういった要素も否定できないでしょうが、現在の貨幣のあり方そのものも、問わねばならないでしょう。なぜなら「バブル」や、その反対である不況は、現在の貨幣のあり方がうみおとしている構造的な問題だからです。

「グローバルマネー」が引き起こす問題は「バブル」だけではありません。自己増殖した貨幣は、「利益」を求めて様々なところに投資されますが、反対に「利益」を生まないところには投資されず、全く流通しないのです。貨幣の不足は、深刻な不況を引き起こします。リストラ、失業者の増加、そして経済的原因による様々な社会的な事件、家庭内の事件…。

破壊されるアマゾンのジャングルは、「利益」を求めて投資される貨幣が可能にしているのであり、世界でこどもたちが餓死している事実は、「利益」を生まない場所には貨幣が投資されないことに依っているのです。

LETS−Qの金融システムは、地球や世界を破壊していく「グローバルマネー」という怪物をうみだしている現在の中央銀行制度による金融システムとは違う、あたらしい金融システムをつくる制度なのです。

「Qファイナンス」は、個人会員・団体会員が保有している剰余黒字を、「利益追求のみならず良心的な活動をおこなっている」企業やNPOなどの団体会員に貸し付けるという制度です。そこでは、現在の金融システムでのような「信用創造」による貨幣の自己増殖はおこりえません。なぜなら、LETSというシステムが、貨幣発行量(各会員の口座残高の総計)は常に「0」である、という「ゼロサム原理」によって成り立っているからです。つまり産業活動が活発になり市場規模がいかに拡大し、企業が活発な活動を行ったとしても、コミュニティ全体の貨幣発行量が自己増殖することはないのです。

自己増殖する貨幣構造に終止符をうつこと。そして、利益だけを追求するのではない、多様で豊かな価値観による市場形成を実現し、その市場形成の担い手である企業やNPO活動のための金融システムをつくること。それが、これからの産業社会に対応するQファイナンスの目的です。

■Qに参加しよう!

Qは、うまれたばかりの地域通貨です。よちよち歩き始めたばかりで、どこか危なっかしくみえるかもしれません。けれどQは、これからの新しい世界の経済と人々の暮らしのありかたを、変えていける可能性をもっています。環境破壊を止め、戦争を止め、バブルと不況をなくし、この世界に生まれたすべての人たちが、平等に、自分の意志と責任と能力で、楽しく力強く生きていける経済システムを実現するために、あなたもQに参加しましょう!世界は、わたしたちの手で、変えることができるのです。


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